今週は全米花粉媒介者週間
今週は全米花粉媒介者週間
アゲハチョウの幼虫には、非常にユニークで興味深い「ツノ」があります。このツノは、幼虫の頭部と胸部の間にある外分泌器官で、正式には「臭角」と呼ばれています。
今週は全米花粉媒介者週間。鳥、コウモリ、ミツバチ、チョウなど、花粉を運ぶ生き物たちの働きを称える期間です。風や水によって受粉する植物もありますが、世界の種子植物のおよそ 90% は動物によって受粉しています。私たちが日々口にする農作物や、美しい自然の多様性は、こうした小さな命の営みによって支えられています…
写真は、真紅の彼岸花に舞い降りたナミアゲハ。黒と白のコントラストが美しいチョウで、日本では人家の周辺でもよく見られるなじみ深い存在です。幼虫の時期は柑橘類の葉を好んで食べるため、害虫ともされていますが、成虫は花から花へと飛び回って花粉を運び、受粉に貢献しています。