ヴァレンソール高原のラベンダー畑, フランス (© zpagistock/Getty Images)
ラベンダーの季節がやってきました。北海道・富良野の丘に咲き誇る紫の花々は、日本の夏の風物詩として親しまれています。そして、遥か遠くフランス・プロヴァンス地方のヴァレンソール高原でも、ラベンダーで大地が一面紫に染まります…
プロヴァンスでは、何世紀にもわたってラベンダーが栽培されてきました。古代ローマ人がこの植物を南フランスにもたらし、入浴や料理、薬草として利用したのがその始まりです。本格的な栽培が始まったのは 19 世紀。現在では、約 1,700 の農家がラベンダーを育てており、栽培面積は約 250km² にのぼります。